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2004年04月29日

竹内食堂

香川県は高松市にこんな名前の食堂がある。通称「タケショク」
どんぶりモノがメインな大衆食堂であるが、量が多いので結構人気がある。昼時ともなると大繁盛で、すぐには食べれない。「かしわバター丼」と「焼肉丼」がこの店でのヒット商品。僕は「焼肉丼」のほうが好きである。

今日は昼を取らないまま一時過ぎになってしまったので、久々に訪れてみた。
店は結構空いていた。
僕が入店する寸前に先に入った学生さんらしき女の子が一声。
「焼肉大!」
「焼肉丼」の大盛という意味である。なんだ、この店って若い女の子も来るんだなあ、なんて思っていた矢先だったので、正直吃驚した。
これはもう、負けておれない。
「焼肉大!」
僕も注文してしまった。
この店で大盛りを頼むのは初めてだ。ドキドキしながら待っていると、大きな丼にテンコ盛りの「焼肉丼」がドカンと目の前に置かれた。
腹が減っていたので、割とすんなり食えた。
サクッと食べてサクッと勘定を済ませる。

ふと女の子に目をやるとまだ「焼肉大」と格闘していた。「ガンバレ!」という無言のエールを送りつつ店を後にした。

車に乗り込みしばらく走っていると微かな胃のもたれを感じた。そしてふと思った。

あの子は完食出来たのであろうか。

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2004年04月25日

「少林サッカー」

「少林サッカー」という映画が先日テレビ放送でやっていた。正直面白かった。
僕はこの映画何となくは気になっていたが、わざわざ映画館まで足を運ぶこともないだろうと思って、今までそのままにしていた。

僕は結構、香港映画の独特の味のある面白さが好きだ。
ミスター・ブーとか、本当に面白いと思う。
僕の独断で思うところであるが、面白い映画を作らせたら香港映画は世界一であると思う。
ハリウッドのコメディなんて足元にも及ばない。

餅は餅屋というではないか。

ハリウッドは、SF作品が絶品。
香港はコメディ(B級映画)とカンフー作品が絶品。
フランスは人間ドラマ作品が絶品。
日本は・・・

最近、日本も映画に力を入れている様に思う。
しかし、普通に面白い作品は往々にしてあるが、断然素晴らしい作品が少ないこと。
僕の思う間違いなく世界一を取れる日本映画のジャンルは、アニメとヤクザ映画である。
アニメの繊細なタッチは幽玄の心を持つ日本人の得意とするところであろうし、ヤクザ映画の独特さは海外から見た日本人の奇抜さを突出させている。

と言いながら、この図式に全く当てはまらない素晴らしき映画も数多にある。
素晴らしき映画に出会った日の、瑞々しい感動を忘れたくないものである。

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2004年04月22日

猫又

「猫は三十年生きると人語を話す。」

うちの親父は、その祖父の話を時々する。つまり僕の曽祖父の話である。
これは曽祖父が実際体験した話らしい。

曽祖父の名前は「新之丞」(しんのじょう)という。
なかなか渋い名前である。

この、新之丞さんに纏わる話は多々あって、今回の「猫又」の話も氷山の一角に過ぎない。韓国の山奥で虎を殴り殺したとか、若い頃モテすぎて嫁さんを選ぶ時籤引きできめたとか・・・。嘘っぽすぎて面白いのだが、真顔で語る我が親父はもっと面白い。

新之丞さんは今でも我が親戚の法事でシルクハットでビシッと決めた写真で登場する。
本当かどうかは別にして、何だか凄そうな人だ。

話はこうである。
新之丞さんが共に生活していた猫は三十年の月日を彼の家で共に過ごし、三十年目の夜のこと。
「おい、新之丞・・・」
と何やら新之丞さんにキチンと人語で散々説教したらしい。
新之丞さんは当然気味が悪くなって、その夜布団を被り震えながら寝たらしい。
次の朝起きてみるとぽっくりその猫は死んでいたという。

実を言うと僕はこの話中学生位まで信じていた。
あの頃は若かった・・・

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2004年04月21日

青空スケッチ

先日、絵描きのYさんと、奈良県の月ヶ瀬村に行ってきた。
なんだか無性に芸術的な一日を過ごしたい衝動に駆られ、ドライブがてら絵を描きに行くことにした。そしてYさんのご好意で、絵をレクチャーして頂く事になった。

正直、僕は絵が下手である。
ともかくも描いてみようと、川辺に二人腰を下ろし描きはじめてみた。
二枚描いた。最初は木炭を使って野に咲く花を描いた。次に川のある風景を描いた。所々Yさんが手直ししてくれたり、アドバイスしてくれたりしたお陰で何とか出来た。

Yさんには色々教えて貰ったり、似顔絵描いてとお願いしたり、なんだか迷惑を掛けたように思う。この人は物静かなような、明るいようなちょっと変わった人だが、不思議とずっと一緒に居ても疲れない僕の数少ない波長の合う人の一人だと思う。

Yさんが僕の似顔絵を描いてくれた。やっぱり上手だなと思った。
ちょくちょく描き続けていたら、そのうち僕が描くスケッチもYさんまでとはいかずとも少しはうまくなるのであろうか。

いずれにしろスケッチはなかなか楽しいので、これからもいろいろ描いてみようと思った。

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2004年04月17日

99luftballons

NENAの一回きり流行った曲。僕の知るところではPopsで世界的HITしたドイツ語の曲は、この曲くらいである。

久しぶりに帰った実家は、記憶の中のそれよりも、私の瞳にはいくらか小さく映った。久々に帰ったものの、まるで他人の生活に潜り込んだような気がせずともなしにぼんやりしていた。当然、それぞれ家族は家族であるのには変わりなく、暖かく受け入れてくれたことには感謝したい。


ただ、しばらくの空白の間に、家族それぞれの生活のスタイルが以前と違う状態で確立していて、そのなかに私は入っていないことに気づくのに、そう時間はかからなかった。

ふと、元々、私の部屋として存在していた物置小屋に足を踏み入れる。埃と畳の匂いにやさしく包まれる。懐かしい匂いだ。何故か物置小屋に化しているにもかかわらず、僕の持ち物が雑然と部屋の四方に横たわっていた。それを見たとき、私は驚愕した。そしてわかった。全くレイアウトの変わらぬ部屋。そうなのである。元々の部屋に、一つ一つと荷物が運び込まれ、いつのまにか倉庫と化してしまったのであろう。


突然出て行ってしまったあの日のことを思い出すと、何ともいえない罪悪感がひどく胸を焼いた。

 ふと部屋の隅の棚に目を向けると、古いレコード盤が埃にまみれていた。
 なんか懐かしいな。
 Nenaのアルバムを手にとる。

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☆99 Luftballons


      Text: Carlo Karges
      Musik: Uwe Fahrenkrog-Petersen


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幾分か年老いた母の声にはっとして

レコードの針を慌てて上げる。

階下へと続く細くて急で暗い階段。

その先には微かな光が差していた。

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2004年04月13日

ソイレント・グリーン

70年代のアメリカ映画である。

基本的に僕はSF映画が好きだ。SFといっても、スタートレックとかスターウォーズとかの類はむしろ嫌いで、猿の惑星とか、この映画とかの類の、密度の高い少々重ためなストーリーの作を愛する。

この頃のSF作品にはかなりの確立でチャールトン・ヘストンが登場する。この人、凄く日本人受けの良い顔立ちなのであろう。正義感のある、二枚目俳優。この映画もまた彼が主演を演じていた。

ソイレント・グリーンとは近未来の食べ物の名前である。
それは現代で言うカロリーメイトのようなビスケット風の食べ物。
この映画のキーワードは「人口増加に伴う食糧難」である。
政府からの配給品として民が食らう「ソイレント・グリーン」。
「ソイレント・グリーン」とは一体何なのか・・・

この頃の映画って凄く良いと思う。
何だか正直な映画だ。
正直と言うのは、すんなり受け入れられるという点。
最後にあっ!
という定番の展開ではあるが、それは観る人を決して裏切らないし、安心して観れる。

猿の惑星のエンディングなんて、素晴らしく良いと思う。

時代の流れとともに、映画も複雑なストーリー展開にせねばならぬことも否めない。要するにネタ切れなのである。
まるでこの映画の言う「ソイレント・グリーン」ではないか。

しかし、そんな中でも素晴らしい作品を世に送り出していく才能の持ち主が数多に居ることは確かである。そういう素晴らしい芸術家には敬意を表したい。

そんな風に思う今日この頃。

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2004年04月11日

牛窓

岡山県にある町。
キャッチコピーは「日本のエーゲ海」。

当初一緒に行く予定だった人がキャンセルになり、誰かお連れは居ないかなと探すも、皆忙しかったようだ。
という訳で一人で探検することにした。

駅から散々歩いてバスに乗り、牛窓到着。※歩ききろうと思ったがバスの誘惑に負けた。

古い民家の立ち並ぶ港町だった。
細い路地が交差した、尾道を彷彿させる町。
プチ尾道といった感。

昼過ぎに名物「えびめし」なるものを食べたが、さほど美味くなかった。大盛りを頼んで後悔した。

この町は夕闇に溶けつつある時、最高の美しさをはなっていた。
今度は車で行こう・・・

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2004年04月05日

健康診断

基本的に病院は好きではない。
出来ることなら行きたくない。
行かねばならなくとも行きたくない。
今日は会社の健康診断の期限が差し迫り、事務の女の子に
「今日は絶対行ってくださいよ。」
と目を血走らせて念を押されたので仕方なく行った。

微妙な照明の暗さと黄ばんだ白い壁、薬品の匂い、死臭。
どうも苦手である。
何処へ行けば良いのかわかりにくいのも、嫌いな理由である。

そこで提案したい。
木造で温かみのある造りにすべきだ。
もっと窓を広くとって照明も明るくすべきだ。
脱臭機をもっと各所に配置すべきだ。
アナウンスで呼ぶのはやめるべきだ。

いろいろあるが物理的に無理そうなので、提案しても仕方無いか・・・。

今日は凄く吃驚した。最後の診察で胸の音を聴きながら医者が言った。
「ああ、良い音してますね、大丈夫です。」

良い音??実を言うと医者に言われるのはこれで二回目である。
僕の心臓は凄く良い音で鳴るらしい。
多分めくるめくハーモニーが聴診器越しに聴こえているのであろう。

しかし、血がドロドロらしい。
不摂生が祟ったか・・・
と言うわけで今日の夕方からルチンが山盛りのそば茶を愛飲することにした。
ほんの気休めだが。

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2004年04月01日

最近妙に兎に惹かれる。
兎とふれあう機会が度々あったからであろうか。

金井美恵子の小説で、随分前に書かれたものであるが、ずばり「兎」という小説がある。
この小説、すごく好きである。
なんだか凄くみずみずしい感性の光る作品である。
初期の金井美恵子の小説はこの「兎」と同じくしてどれも新鮮で
美しい世界が広がっている。

これらの作品はREVIEWなんか書いてはいけないのだと思う。
だから書かないことにする。でもちょっとだけ書こうとも思う。

小説の冒頭
「書くということは、書かないということも含めて、
 書くということである以上、もう逃れようもなく、
 書くことは私の運命なのかもしれない。」
僕はこの言葉が凄く好きである。そしてこの言葉はとても重要な言葉で、
物語はこの言葉を発端に色んな事象がループして成り立っている。

一つだけ言えるとすれば、物語を順序建ててしか読もうとしない人にはただの駄作かもしれない。しかし、大枠で全体を読む人には、初めてこの作品の良さがわかるのであると思う。うまく言えないがそう思う。
しかし、この作品(「月」だったかな?※どちらにしても金井美恵子の初期の作品)
にもREVIEWは存在した。何人かの作家や評論家がこの作品のREVIEW(どちらかといえば感想)を述べていたが、一人だけ駄作だと言う人がいた。
某知事の石○慎○郎だった。
この人って、本当アホやなって思った。まあ、どうでもいいことであるが。

先日、野生の兎が繁殖している某島を探検してみた。
兎って、なんだか神秘的な生き物だと思う。
実際に兎と戯れると、すごくそれを感じた。
可愛いのは確かなのであるが。

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