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2004年06月30日

精霊流し

誰もが知ってるグレープの名曲。
精霊流しといえば、さだまさしであるが、元々はこの彼が所属するこのグループのシングルとして発売された。
ちなみに、知らない人のために言っておくと、「しょうろうながし」と読む。

精霊流しとは、長崎の伝統儀式のことで、京都や奈良の大文字焼きなどと同じくしてお盆に行われ夏の風物詩として有名。

物悲しく優美なメロディがぐっとくる名曲中の名曲。
イントロのヴァイオリンの音色からすうっと引き込まれる。

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去年のあなたの想い出が
テープレコーダーからこぼれています
あなたのためにお友達も
集まってくれました
二人でこさえたおそろいの
浴衣も今夜は一人で着ます
線香花火が見えますか
空の上から
約束通りにあなたの愛した
レコードも一緒に流しましょう
そしてあなたの舟のあとを
ついてゆきましょう
私の小さな弟が
何も知らずにはしゃぎまわって
精霊流しが華やかに
始まるのです


あの頃あなたがつま弾いた
ギターを私が弾いてみました
いつのまにさびついた糸で
くすり指を切りました
あなたの愛した母さんの
今夜の着物は浅葱色
わずかの間に年老いて
寂しそうです
約束通りにあなたの嫌いな
涙は見せずに過ごしましょう
そして黙って舟のあとを
ついてゆきましょう
人ごみの中を縫うように
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生を
かばうみたいに
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この曲は歌詞が限りなく日本的情緒が漂っていて、とても好きである。
そして非常に完成度が高い。

多分恋人を失った若い女性。突然死ではなく、病気か何かで予め覚悟していた死の訪れというのは歌詞から読み取れる。
まるで情景の浮かんでくるような優しい詩で、メロディとぴったりマッチしている。

浴衣・線香花火・精霊流し・くすり指・着物・浅葱色・・・
美しい言葉たちだ。

僕は実を言うと夏は苦手な季節ではあるが、日本の夏って良いなと思う。
何だか矛盾したことを言っているが、夏はそういう不思議な季節なのである。

投稿者 shiba :

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