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2004年11月16日

冬が来る

僕は冬が大好きだ。
空気がとても澄みきっていて、なんだか気持ちがいい。
僕に会ったことのある人ならお解かりだと思うが、僕は凄く暑がりである。
とにかく暑いのが駄目。

僕は高村光太郎の詩がとても好きで、中でもこの詩が一番好きかもしれない。

***

冬が来る
寒い、鋭い、強い、透明な冬が来る

ほら、又ろろろんとひびいた
連発銃の音

泣いても泣いても張がある
つめたい夜明けの霜のこころ
不思議な生をつくづくと考へれば
ふと角兵衛が逆立ちをする

私達の愛を愛といつてしまふのは止さう
も少し修道的で、も少し自由だ

冬が来る、冬が来る
魂をとどろかして、あの強い、鋭い、力の権化の冬が来る

***

高村光太郎は冬の芸術家と言って過言では無いほど冬を愛した文人である。
僕が好きなのはそういうところもあるのかもしれない。
この詩の何が良いのかというと、「物凄く冬」だからである。
静かな描写の中にまさに冬の力が突出しているから。

冬は大好きなのであるが、やっぱり風邪をひいていると駄目みたいである。
早く治して冬を満喫したいものである。

投稿者 shiba :

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